保育園の運営者の「社会福祉法人」「株式会社」その違いは?

「社会福祉法人」「株式会社」の違い

保育園の運営者には、様々な組織があります。

昔は社会福祉法人が運営している保育園が多かったのですが、最近は株式会社運営の保育園がふえてきました。

この、社会福祉法人と株式会社の違いとは何なんでしょうか?調べてみました。

「社会福祉法人」「株式会社」の違い
「社会福祉法人」「株式会社」の違い

社会福祉法人とは

そもそも法人とは権利・義務の主体を法律によって人と認められた団体となります。それぞれは公益か営利、人や財産によって分類されています。

それをさらに細かくすると学校法人や財団法人(財産そのものに法人格を認めたもの)などになり、目的や集団に応じて名称が決まっています。

設立には理事6名以上・監事2名以上、理事の二倍以上の評議員が必要となり、各所轄庁と呼ばれる都道府県や政令指定都市への決算公開などが必要となります。

社会福祉法人はその中でも福祉を中心とした事業目的を掲げています。

保育園以外にも福祉施設などを経営することが多いです。資金は収益以外に寄付金や補助金となり、営利目的ではない福祉事業を展開する代わりに税金などが優遇されているのです。

社会福祉法人の保育園で働くメリットは

社会福祉法人で働くメリットは保育園経営に対するノウハウなどがしっかり積まれているので、経営基盤そのものが安定しているところが多いです。

また保育方針も安定しているので、保育士としても方針によって保育園を選ぶことが出来ます。

社会福祉法人の保育園で働くデメリットは

デメリットは営利目的での経営ではないので、設備や備品に対してなかなか金額をかけられないため徹底した節制や管理を求められることがあります。

また家族経営の場合は園長や家族が権力を握っていることが多いので人間関係で大きなトラブルを起こすと退職を余儀なくされる場合があります。

株式会社の保育園とは

事業目的は会社に応じて自由に設定が出来て、人員は一人から設立が可能です。資金は株式・債券発行をしているのできちんとした経営をすることが求められます。税金などの優遇措置はありません。

またきちんとした経営をしなければ株主の信頼を失いますから、経営者によるワンマン経営などが出来にくいのが特徴とも言えます。

株式会社の保育園で働くメリットは

株式会社で働くメリットは大規模な会社であれば福利厚生の体制が整っている・処遇改善の傾向が大きく望めることです。

保育士の処遇については、待機児童問題が浮き彫りになると同時に薄給や昇給などが問題となっていますが、利益を追求しなければならない株式会社の場合はサービスの質を向上するために待遇を良くするという期待が持てます。

また福祉サービスという理念が強かった保育も競争のために独自のサービス展開が期待できることから保育士からの発案も大きく求められるのではないでしょうか。

株式会社の保育園で働くデメリットは

デメリットは経営参入が始まったばかりなので、株式会社が運営する保育所は都市部に集中しており全体で見ればまだまだ少ないということです。

しかしながら参入をしている株式会社の中には保育施設の開園と人材確保を積極的に行っているところもあり、就職セミナーや研修を取り入れているところもあります。

こうした場所へ足を運んでみるのも情報を得やすいのでオススメですが、保育士求人をウェブで探しておおまかな絞り込みを行った上で保育園の見学に出かけるのも、無駄やミスマッチを防ぐことができますので、事前の情報収集も怠らないようにすると良いでしょう。

全国保育協議会とは・入会方法

全国保育協議会

「全国保育協議会」という組織を知っていますか?

保育士さんであれば、もう加入していますという方も多いかもしれませんね。

参加必須の組織ではないので、まったく存在を知らなかったという方もいると思います。

全国保育協議会は、いろいろな情報を収集できたりとメリットの多い組織です。詳しく調べてみました。

全国保育協議会
全国保育協議会

全国保育協議会ってどんなことをしてるの?

社会のニーズの変化と共に、保育業界も大きな転換期を迎えています。
様々な保育のスタイルを提唱していくとともに、保育の環境を整えなくてはいけないのです。

そんな中、全国保育協議会の主な活動としては、
  • 会報誌の発行
  • ホームページなどによる情報提供と広報活動
  • 研修会の企画、開催
  • 保育に関する研究、調査
  • 保育制度について保育関係者の意見をまとめ、国へ提出
などです。

平成26年度の事業計画書では
  • 子育て支援新制度が本当に子どもや保護者を支える制度になるような取り組みを進める
  • 保育組織への制度動向などの情報提供をし、新制度への対応の連携を進める
  • 保育士や保育所長などを対象にした研修の充実
  • 会報誌「ぜんほきょう」を通した情報の提供、支援をすすめる
  • 子育てに関する要望に対応するとともに、保育の機能、役割について社会からの理解を広げる
  • 被災地における保育絵の継続的な支援
  • 災害時における安全・安心な保育の構築にむけた取り組み
が掲げられています。

毎年、その時代のニーズに対応した事業計画を発表するとともに、現場の保育士の声を少しでも政府や厚生労働省に届けるといった役目もしているんですね。

他にも、地域社会に向けて「保育園」はこんなところですよ!というのを伝える役目もあります。
ホームページを見てみると、保育園についての記述もありました。

そこには保育園の種類や幼稚園との違い。
保育園での一日の様子や、子育て支援サービスの情報公開などをしています。

そして保育園に入園するにはどうしたらいいのか?といったところまで伝えてくれています。

全国保育協議会に入会するにはどうしたらいい?

現在、認可保育園の約90%以上が加入している全国保育協議会ですが、ここで加入しているのは保育園での加入になります。
つまり、社会福祉法人〇〇会が全国保育協議会に加入して会員になっているんですね。

この場合、あなた個人での加入ではありません。

個人入会は「購読会員」を

なので、あなた個人で入会したい、と思ったら「購読会員」というものになれるのです。

「購読会員」になると、特典を受けることができます。

それは
  • ホームページの会員限定サイトを閲覧することができる
  • 会報誌「ぜんほきょう」を定期的に購読できる
  • 全国保育協議会主催の大会・研修会に会員料金で参加できる
などです。

あなたの働いている保育園が全国保育協議会に加入していないと思うのなら、個人的に入って保育の情報を共有するということも可能なんですね。

中でも、研修会などの開催については月に1度以上は開催されています。
しかし場所が首都圏に集中していたりすることも、多く首都圏以外の人には参加しにくいかもしれません。

研修内容は「認定こども園」に関するものから、保育研究発表会まであり、最先端の保育事情を学ぶことができるのです。

会費についてですが、年会費12000(税込)となっています。

入会希望の人は、ホームページからでも入会申し込みができますので、気になったらしてみましょう。

 

全国保育協議会のホームページはこちら

全国保育協議会